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New York Life - Continued

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さようならおばあちゃん

マヤのアメリカのおばあちゃんが、木曜日に永眠しました。78歳の誕生日を迎えたばかりでした。

肺の病気でここ2年ほど調子が悪く入退院を繰り返していましたが、今回は自分で呼吸するのが困難になり、皆「もしや難しいのかも」と覚悟した入院後1週間ちょっとで「もう家に帰りたい」と。人工呼吸器があまりに辛かったようです。

そして皆泣きながら自宅ホスピスケアを頼み、家に帰った翌日の午後に永眠。自宅で、肉親に囲まれて、苦しむことなく静かに逝ったそうです。急だったので私はその瞬間には立ち会えませんでした。

自分の死期、そしてどこで死にたいかを意識のあるうちにしっかり意思表示できた母。あんなに苦しい中、凄い人だなと感心してしまいます。今回のことで自分が同じ状況になったら同じ判断を下せるのかなと考えさせられてしまいました。自分の死に際、そしてホスピスについても今からちゃんと考えたり、勉強したりしておくべきだと思わされました。

考えてみれば、義理の父が2002年に亡くなった際も、心臓発作後に昏睡状態が続き、医者に「目を醒ます確率は殆どゼロ、醒ましたとしても脳にダメージが大きいので植物人間になるだろう」と宣告され、「じゃあもう延命はやめましょう。機械で生かしていても本人が辛いだけだから。」とすぐに判断できた義母。どんな状態であっても生きていて欲しい、と思う気持ちとどんな葛藤だったでしょう。この時の判断の早さも凄いと感心したものでした。

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生後約2ヶ月。子供の相手が本当に上手な人でした。最後までおしゃれも大好きで、流行にも敏感でした。メイク用品は全てボビー・ブラウン!若い〜。
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1年前のカリブで。
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1歳のお誕生日を祝ってくれた時。まだ一年前はこれだけ元気だったのですよね。

おばあちゃん、マヤと私にも沢山の愛情と沢山の思い出をどうもありがとう。いない事実をまだ誰も受け入れられていないけど、本当に良い思い出ばかりなので、これから家族みんなで1つ1つ思い出していきたいと思います。
by newyorkbaby2 | 2008-05-11 20:29 | 生活